カリンバは難しい? 難易度や費用などを解説!

簡単な楽器

オルゴールのようなサウンドとコンパクトな筐体から近年人気を博しているのが「カリンバ」と呼ばれる楽器です。

YoutubeやSNSなどで取り上げられることも多いので、始めてみたいと思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はこれからカリンバを始めたい方に向け、難易度や初期費用など、気になるポイントを紹介していきます。

 

そもそもカリンバって?

カリンバはアフリカ発祥の楽器で、サム(親指)ピアノやハンドオルゴールとも呼ばれています。

箱や板にオルゴールのような鉄の棒が鍵盤のように取り付けられており、その棒を親指で弾いて演奏します。オルゴールのルーツとなった楽器であるゆえ、その音色はオルゴールそっくり。

コンパクトかつ音もそれほど大きくないことから、自宅で楽しむのにはピッタリと近年注目を集めている楽器です。

 

カリンバは気軽に始められるのか?

  • 価格の安さ:★★★★☆
  • 近所迷惑度:★☆☆☆☆
  • 音域:★★☆☆☆
  • 難易度:★★☆☆☆
  • 総合おすすめ度:★★★★☆

カリンバは価格が安めかつ難易度もそれほど高くないため、自宅で演奏する楽器の中ではかなりおすすめ。

音も大きくなく、サイズもコンパクトなのでアパートやマンション住まいの方でも安心して始めることができます。

一方で他の楽器と比べると音域がやや狭く、ピアノの黒鍵に相当する音(♯や♭)がない製品が多いため演奏できる曲に制限が出てしまうという欠点もあります。

音階に縛られることなくたくさんの曲を弾きたい方はキーの多いカリンバを購入しましょう。

 

カリンバの難易度

種類にもよりますが、カリンバの難易度はそれほど高くありません。ピアノのようなイメージで弾くことができます。一般的な17キーのカリンバであれば音階が少ないこともあいまって、簡単な曲であれば数時間でマスターできるでしょう。

ただ、ピアノのようにドレミファソラシドの順番でキーが並んでいないため、少々慣れが必要です。

17音カリンバの音階。ドレミが左右交互に並んでいる

とはいえ上の写真のようにキー自体に音階が刻印されていたり、キーに色がついていたりする製品も多いので、どのキーがどの音なのか分からなくても安心です。

 

楽譜が読めなくても大丈夫?

楽器を演奏する上で必要となってくるのが「楽譜を読む」という作業。

小学校や中学校で習ったことがあるかと思いますが、よっぽど長いこと楽器をやってない限り瞬時に楽譜を読み取るのはなかなか難しいですよね。

でもご安心あれ。カリンバには以下のような専用の楽譜が存在します。

カリンバ用の楽譜は、アルファベットや数字が音符の上または下に書かれています。

この数字や記号はカリンバのキーにも記載されているため、一目で弾くべきキー(音階)がわかるようになっています。

カリンバ用楽譜は楽器店や通販などで購入できますので本体と一緒に購入すると良いでしょう。

 

カリンバは安い?

新品のカリンバは通販で2000円前後から購入できます。高いものでも3万円ほどと、楽器の中ではかなり安い部類に入ります。

カリンバ本体の他にもちょっとした周辺機器も必要となるものの、それを合わせてもカリンバはトータル5000円ほどあれば始めることができます。

安く抑えたい場合はメルカリやヤフオクに出品されている中古の購入を検討してみても良いでしょう。

 

カリンバを始めるのに必要なものと選び方

1.カリンバ本体

一口にカリンバと言っても実はいくつか種類があります。基本的には見た目で選んでしまって問題ありませんが、種類ごとの特徴を紹介していきます。

まずはボディ構造について。

カリンバはボディの構造から2つのタイプに分けられます。1つはアコースティックギターのような中空のボディに穴が空いている「トレブル」と呼ばれるタイプ。もう1つは空洞や穴のない一枚の板でできた「セレステ」と呼ばれるタイプです。

トレブルは音が大きめで、温かみのある音となり、セレステはやや音は小さいものの音の輪郭がはっきりした音となります。

どちらが良いのかは好みの問題なので店頭で見てみたりYoutube等で音を聞き比べてみたりして好みのタイプを選びましょう。

ボディの構造以外にも、キーの数にもいくつか種類があり、一般的には17キー、21キー、34キーががあります。

キーが増えるほど音域が広くなり、多彩な楽曲を演奏できるようになります。ただしその分価格や難易度も上がるため、自分に合ったものを選びましょう。

初めての方にお勧めしたいのは、17キーのもの。コンパクトで演奏しやすく、音域も広くないので演奏も簡単です。

2.チューナー

カリンバのキーは完全に固定されているわけではなく、鉄板で押さえつけて固定しているだけなので長時間演奏していたり強めに押したりするとキーが動いてきてしまいます。

そうするとチューニング(調律)がずれ、聴き心地の悪い音となってしまいます。

こうした事態を防ぐため、こまめに小型のハンマー(ほとんどのカリンバに付属しています)でキーをコツコツ叩いてチューニングを行う必要があるわけですが、その時に使うのがチューナーです。

キーを専用のハンマーで叩いてチューニングを行う

残念ながらカリンバ専用のチューナーというのは存在しないため、マイク内蔵のチューナーを使用することになります。

また、スマホのマイクを利用してチューニングを行えるアプリもありますので、それを利用するのもひとつの手段です。

3.カリンバ用楽譜

これは絶対に必要、というわけではないのですが、他の楽器と比べてカリンバの楽譜はあまりネット上にはないので購入することをおすすめします。

Youtubeなどの動画サイトにある弾いてみた動画を参考にしても良いですね。

 

まとめ:カリンバは簡単!

  • カリンバは少々慣れが必要だが難易度は低く、初めてでも簡単な楽曲であれば数時間でマスターできる
  • 音は小さいため集合住宅でも安心して演奏できる
  • 総額5000円ほどで始められる
  • カリンバ本体の他に別途チューナーが必要(スマホアプリで代用可能)
  • 始めてのカリンバは17キーモデルがおすすめ

カリンバはただ簡単なだけでなく、オルゴールのような独特の音色は癒しの効果も期待できます。(カリンバは誕生当初神聖な儀式にも使われていたそうです)

自宅で気軽に始めるのにはうってつけの性能を持っているカリンバを、ぜひこの機会に始めてみてはいかがでしょうか。

 

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